トマトは標高3000メートルぐらいのアンデス地方が原産地。
日照量が多く、乾燥した、昼夜の寒暖の差が激しい、
厳しい自然環境のなかで生息していました。
トマトは高温多湿の日本の気候は苦手で
夏の梅雨時期に病気が出たりと非常に栽培が難しい野菜なんです。
日本に20世紀頃に持ち込まれて以来、
種苗会社の努力で日本の気候でも作りやすく
日本人の味覚に合った品種改良が続けられてきました。
栽培方法にも工夫が必要で病気を出さないように又、
食しておいしいトマトを作る工夫が農家によってされております。
当園では病気対策と水分管理をするため
生食用トマトはビニールハウスで栽培しています。
水分管理とは・・・水分を極力切って育てるため。
もちろん、枯れない程度に・・・。(^^;;)
水分を切って栽培すると、
通常より収量が少なくなり収穫までの時間もかかってしまいます。
トマト自体の皮が硬くなるという難点もかかえていますが
味は凝縮し濃い味のトマトに仕上がるんです。
真夏には難しいのですが
昼夜の寒暖の差を大きくして栽培することにより
甘さが乗りフルーツトマトができあがります。
いじけない程度にいじめると美味しくなる野菜もあるんですね。