仲卸さんなどの市場関係者、野菜の小売業者、料理学校主宰者など
食のプロが集まる『野菜の学校』に参加してきました。
野菜の知識や市場動向の講義を受けたり、
産地、品種ごとの食べ比べを通して、
お客様にどんな品種をどのような料理方法で
おすすめしたらよいか、についてや、
今後の品種の作出の方向性などを学ぶ学校です。
今回のテーマ野菜はじゃがいも。
品種、産地は写真のとおり。
講義では、ジャガイモの貯蔵適温(5度がベスト)についてや、
貯蔵によるジャガイモの変化(ジャガイモ内のでんぷんが糖に変わる)
とチップ原料としてのジャガイモの特性などを学びました。
食べ比べでは、視点(その人の経歴、食歴、体調、料理の知識、ジャガイモに関する知識など)によって、感じ方が大きく変化するところが、毎度のことながら新鮮で、勉強になります。
ざっくり感じたところでは、
ジャガイモを副菜(脇役)として使うなら、
味がしみやすい、周りの食材と喧嘩しないことが重要で、
その視点では、『男爵』がやっぱり強い。
ただ、食卓のメインの1品であったり、話題性のある1皿としては、
インカのめざめや、レッドムーンなど、新品種が特徴があって面白い。
いずれにしても、食べ方、おすすめレシピと一緒に、新品種を紹介していくことを
久野農園では今後も積極的に取り組んでいきます。