『久野さん~相談したいことがあるんですよ。』と言われ、
静岡の農業仲間と飲みに行った。
話題は、自分たちがこれまで蒔いてきた種、収穫してきたもの。
彼は就農5年がたち、自分はもう13年。
お互いに失敗は数あれど、
こうとしか歩んでこれなかった、というほど、フルにやってこれた満足感はある。
問題は、これからどういう種を蒔くか。
どれだけ、自分の既成概念をぶちやぶって変わっていけるか、
それだけが勝負。
片道2時間圏内、標高1000m近く、10ha規模で農地を探し始めようと思う。
移転を考えているわけではない。
この比企郡小川町の農園は、ここならではの作物、仕事の仕方に集中して、
改善を重ねていく。ただ、これ以上の拡大には向いていないことも事実。
沖縄時代、取材に来られた方に言われたこと。
『その土地に居続けているのは、あなたの頭の中の既成概念がそうさせているだけだよ。』
土地が動かぬもので、農産物が土地に育ち、時間がかかるものならば、
人間が動いたっていいんでない!?
誰しも変革は怖い。
だからこそ、準備を始める。
それにしても、
農業をやっている仲間と飲むときは、ほんとに仕事の話しかしない。
まあ、生活のほとんどすべてが仕事に直結しているから、ということもあるけど、
四六時中、農業のことを考えているような人間でなければ、
そう簡単にうまくいく仕事でもない。
人にしゃべっている言葉が、自分の思考を固めることも多い。
T君、いい機会をありがとう!
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