1997年3月27日、沖縄渡嘉敷島に移住して、
『農業』を始めようと思いました。あれから丸12年・・・
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『農業』をやりたいんです。独立したいんです・・・
そう言って久野農園を訪れる人の、実に90%以上が、
ほんとうは、『農業』なんてやりたいと思っていない。
そんな実感をもっています。
かく言う自分も、
本気で『農業』をやると覚悟ができるのに、10年近くかかりました。
芽が出るのがかわいい。草取りがすき。汗をかくのが気持ちいい。
自分が育てている実感がリアルで、いとおしい。
命にかかわってる仕事がしたい、
環境問題に自分の力で貢献したい、地域活性化!
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それはわかったからさあ・・・
で、何ができるの?何が得意でどんな仕組みをつくりたいの?
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そんな問いに、本気で答え始めようとするのに、
自分自身、10年近く
えらい長い時間がかかってしまいました。
『もっとおいしい野菜を、もっと安全に、そして求め安い価格で提供する。
そのための手段が、今の久野農園の場合、有機農業であり、
埼玉という場所であり、宅配、インターネット、レストラン卸・・・etc
なのです。』
・・・・・ほんとに~~!??????
選択している手段は適当か?
・・・うーーん。どうだろう。他にもあるのはよくわかってるけど。
得意な部分が多いし、まずはここから。
・・・でも~・・・
自分の持ってるもの、提供できるもの、お客様の潜在的、顕在的な不満・・・
・・・・・・・・・・ええ~~~い、まずは1つずつ解決していくしかないでしょ。
・・・でも~・・・劇的に何かを変えるのも、今の時代、必要なんじゃない?
・・・うーーん。リスク、チャンス、もってるもの、苦手なもの、足りないもの、
いろいろ考えて、やっぱり、まずはここから!
手段を実行していく技術、知識、お金、人は十分か?
・・・うーーん。技術、知識は磨いてきている、だけどぜんぜん十分じゃないし、天井はない。
お金も人も、十分じゃない、っていうかぜんぜん足りない。
・・・でも、でも、
やってきてみて、ここが足りない、あれをこうすればもっとよくなる、
まだまだできる、この先にすごい世界がある、
そんなことがようやく少しずつわかってきたんです。
自分が思い描くすごい世界(内側の世界)と、
外側に広がっているお客さんの思いや、自然、野菜や、環境・・・・やらの現実とを
どうやってつなげていくか、
やれやれ・・・と思うような長い道のりですが、
13年目にして、久野農園は、まだまだスタートラインを切ったばかりです。
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