2日で人生が変わる「箱」の法則

2日で人生が変わる「箱」の法則

posted with amazlet at 09.10.07

アービンジャー・インスティチュート
祥伝社
売り上げランキング: 919

おすすめ度の平均:

前著を読んでから、本著を読むのであれば、わかりやすいと思います。
敵は己の中に
自分をみつめられた
人間関係に悩んでいる人に
自分と他人に優しくなりたければ読んでみてはどうでしょう？

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本を読んで、涙が出てくるって、いいなあ、と思う。

前著、『自分の小さな「箱」から脱出する方法』に感銘して、

あちこちでひとに勧めてきたが、この本も、おすすめである。

前著と同様、西洋版「内観」セミナーといった内容。

自分に気づき、発見していく過程を通して、

今まで自分がつくってきた世界観ががらがらと崩れ、

本来の「人」として、世界とつながっていく「あり方」を見つめなおすことができる。

内観が、身近な人に対する3つのこと（してもらったこと、迷惑掛けたこと、してさしあげたこと）を思い起こすことで、自己欺瞞をぶち壊していく手法だとすると、

「箱の法則」においては、自分が「箱」の中にいるか、外にいるかを気づくための質問は、いささか覚えにくい。（＝ゆえに、実践しにくい）

しかしながら、『あっ、『箱』に入っているな！』と自分で認識した際に、『箱』というキーワードは非常に便利だ。

「あっ、ちょっと、おれ、箱に入っていたかも・・・」

「その言い方、もしかして箱に入っていない！？」

　

と、共通言語としてお互いに認識しあって、輪が広がりそうな気がする。

もちろん、人と接している際の、もう一人の自分との対話においても有効。

昔から、自分にとっては、「本を読む＝自分と向きあう」ことであり、

それは、自分の外の世界と向きあうあり方を見つめなおすことでもあるのだが、

つまるところ、かなりの冊数を読んで、見つめなおす機会を頻繁につくらなければ、すぐに「箱」をつくって、自己欺瞞の世界に逃げ出す自分がいるということでもある。

毎日、時間を確保して、メンテナンスをしないといけないなあ。