kunofarm note

米ぬかまき

昨年新しく畑を借りたところが何枚かあります。

地主さんが

草がはえそうになったらトラクターをいれて耕す・・・

また草がはえそうになったら・・・

というのを毎年繰り返していた畑なので、草は少ないのですが、

土が固くしまっています。

畑の土に有機物（落ち葉とか、草とか、根っこだとか、小動物の死骸など）が少ないことは、

微生物が活動する餌がすくないことでもあるので、

まずは、畑を耕してくれる微生物をふやすことからはじめます。

写真は米ぬかを腐葉土で醗酵させたぼかしを畑に撒いているところ。

畑に入れた堆肥等の有機物を分解する微生物の餌になります。

米ぬかぼかし

米ぬかぼかしを作り始めました。

少量ずつですが、春作の施肥に使います。
醗酵作用を活用して、作物の養分吸収をよくし、

食味向上や、異常気象時の生育不良を防ぐのが狙いです。

農業は工夫できるようになると、

ほんとに楽しい。

ジャガイモ収穫祭

「あっ！！いた、いた！！」

「ほら、テントウ虫！」

畑では慣れない土の上を歩くのに転んだり
虫を発見しては母親に報告したりと
子供達はいきいきとした様子。

まだまだ寒い３月１日に種イモ選びから植え付けまでを
体験し今日は待ちに待った収穫。

大きなジャガイモがゴロゴロ、と言いたいところでしたが
今年の作柄は良くなく、掘っても掘っても小さい芋しか出てこなかった・・・。

そう、今年は湿り気が多くジャガイモに病気が出たものが多く
出来が非常によくありませんでした。

言うまでもなく久野農園では農薬は使いません。
化学肥料は使いません。

病気が出ても薬はまきません。

草取りをして、土寄せをして
かわいがって世話をしてもその年の天候などにより
収量がかわってきてしまう、残念ながらそれが農業なのですね。

お金を出せば立派な野菜が買える時代ですが
今回そのことを肌を持って感じていただけたのではないでしょうか。

勿論、久野農園としてはオーナー様が植え付けしたものを
沢山お持ち帰りいただきたかったです。

皆様に楽しんで収穫していただきたかったのに
掘っても、掘っても良い芋が出てこない
悲しい気持ちにさせてしまったこと
大変申し訳ない想いでいっぱいです。

お持ち帰りいただいたジャガイモを
掘ったときのことを話しながら
家族で楽しんでお召し上がりいただけたら幸いです。

最後になりましたが遠いところ久野農園にお越しいただき
本当にありがとうございました。

皆様にお会いできたこと大変嬉しく思っております。

又の機会にお会いできることを心より願っております。

皆様のご意見、ご感想などをお聞かせいただけたら幸いです。

今度は皆で何を作りましょうか・・・。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　久野農園、久野千晴

堆肥まきに関して

収穫が終了したほーれんそうあとに、堆肥をまきました。

およそ１トン/３００坪。

土壌診断の結果を見ながらですが、
作付けごとにこのくらいの分量の堆肥をいれ、
米ぬかを散布してから、作目ごとの肥料設計をします。

もう１２年ほど昔、実習生だったころに、師匠から「これは畑への貯金のようなもの」と教わった作業です。

有機農業の基本。

ただし、貯金とは違って、入れすぎは禁物で、
土壌診断は欠かせません。

ルッコラ、そして音楽。

ルッコラの成長が早い。

葉っぱの形は大根葉によく似ています。

ゴマのような風味があり、ピリ辛のサラダ向き野菜。カルシウム、鉄分、ビタミンＣが野菜の中でも抜群に多く含まれています。

施肥は、堆肥、米ぬか、油かす、カキがらで、土壌表面散布により、発酵を促進しています。

今作より、ハウスに音楽を流しはじめました。

結構しっかりしたミニコンポを設置したので、音質は上々。

【モーツアルトで野菜の糖度が上昇！？】

↑ほんとかよ！って感じで半信半疑で始めましたが、

音楽を流し始めてみて、これはいけると思いました。

家なんかで聞いているより、はるかに気持ちいいんです。
耳で聴くのではなくて、身体で聞いている感じ。（人間が、ですが）

モーツアルトも心地よいですが、カノンとか、キース・ジャレットとか、
一昔にはやった、スラバのアヴェ・マリアなんかをＳＤカードに入れて
楽しんでいます。

作業効率！？
うーーん。なんだかのんびり仕事したくなっちゃいます・・・

作付け前の堆肥散布

車で２０分くらいの距離にある川本町堆肥センターにて、堆肥を購入。

約６００ｋｇ３０００円。

６００ｋｇ、って、軽トラの積載量・・・・・

まあ、よしとしよう（＾＾；；；）

牛糞、豚糞、鶏糞にコーヒー粕とかもみがらとか混ぜて作った堆肥です。

動物の糞が入ると肥料成分が高くなるので、入れすぎに注意が必要。

で、１作あたり１トン（１０アール３００坪換算）を目安に、

土壌診断しながら散布しています。

成分としてはカリがたまりがちなので、

ミネラル分とのバランス、他の有機肥料とのバランスをとる工夫が必要。

このあたりは有機農家でもあまり出来ていないところが多いので、工夫のしがいがあるところ。

そのあと、米ぬかを散布。（１００ｋｇ/１０アール）

発酵促進を狙っています。

真ん中の写真は軽トラの荷台に乗っかって、堆肥にまみれて遊んでいる長男（６歳）がとってくれました。（下の写真も）

写真とるの、結構好きみたいです。

育苗用の土

近所の林で、落ち葉が堆積してできた腐葉土を採取。

これに、バーミキュライト、もみがら燻炭、ピートモスなどを混ぜて、育苗用の土に使います。

以前農業をやっていた沖縄とは違って、腐葉土の層が厚いです。

沖縄は亜熱帯なので、分解が早いため、腐葉土はあまりたまらないんです。

地域や気候によって、植物の育つ環境はずいぶんと変わります。

農業用水道

井戸ができたので、
育苗用の水道設置中。

ハウスの中はかん水チューブ設置か
スプリンクラーかで迷ってます。。。

井戸掘り完成

畑のかん水用浅井戸が完成。

目標としては、
水がじゃんじゃかわきでる井戸を掘りたかったけれど、
岩盤にあたってしまったことや、
残土をおく場所の確保に限界があったことで、

深さ５ｍ、最低日量１５００リッターでよしとしました。

あとは、エンジンポンプと、かん水のポリ管を配管して
作業終了。

ここ小川町は比較的雨が少ない場所なので、
水の管理をしっかりして最高品質の野菜を育てます。

バックホーを借りて・・・

これからパイプハウス（約４５ｍ）を建てる畑。

バックホーで土をならし、トラクターで耕しました。

こちらは井戸掘り作業中。

岩盤にあたってしまい、
思ったように掘り進めません。

雨も降ってきて、
やれやれ、といったところです。